ASDとは?
ASD(自閉スペクトラム症)は、対人関係やコミュニケーションの取り方に特徴があり、こだわりが強い傾向がある発達特性です。
周囲と違う行動や考え方をするため誤解されることもありますが、独自の視点や強い集中力を活かして活躍している人も多くいます。
病気ではなく「特性」であり、理解と工夫によって日常生活はぐっと過ごしやすくなります。
主な特徴
- 表情や空気を読むなど、非言語コミュニケーションが苦手
- ルールや決まり事を重視し、急な変更に弱い
- 興味のあることに強い集中力を発揮する
- 感覚過敏(音・光・匂いなどに敏感)または鈍感なことがある
本人の対処法
- コミュニケーションのルールや流れを事前に確認しておく
- 感覚過敏がある場合は、イヤーマフやサングラスなどを活用
- 突然の予定変更に備えて、代替案を準備する
- 得意なことを伸ばし、自己理解を深める
周囲の接し方
- あいまいな表現を避け、具体的に伝える(「あとで」ではなく「15時に」)
- 無理に会話を強要せず、その人のペースを尊重する
- こだわりを頭ごなしに否定せず、理解する姿勢を持つ
- 突然の変化に対応しやすいよう、事前に情報を共有する
強みを活かす
ASDの人は、細部へのこだわりや独自の発想を持つことが多く、研究・芸術・技術分野などで力を発揮するケースもあります。
大切なのは、自分の得意な環境を見つけ、無理のない形で適応していくこと。
周囲と違っていても、それは個性のひとつです。
カウンセリングでできること
- 「困っていること」「生きづらさ」を安心して話せる
- 本人だけでなく、ご家族や周囲の方の理解も深められる
- 日常生活でできる工夫や環境調整を一緒に考えられる
- 自分らしさを大切にしながら、社会で活躍できる方法を見つける
心理カウンセリングはお一人でも、ご家族とご一緒でもご利用いただけます。
それぞれの特徴は下記ページよりご覧ください。
心理カウンセリング
心理カウンセリングのご利用方法やご料金のご案内ページです。どんな内容でも、医療機関との併用でもご利用いただけます。
親子・家族カウンセリング
親子・家族関係についてのお悩みに対するカウンセリングのご案内です。
よくあるご質問
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ASDは治りますか?
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ASD(自閉スペクトラム症)は病気ではなく「発達特性」なので、治すというより「理解して工夫していく」ことが大切です。環境調整や支援によって生活はぐっと楽になります。
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本人が相談に乗り気でないのですが、どうすればいいですか?
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無理にカウンセリングに参加した場合、関係性や状況が悪化する場合がございます。
まずはご家族やご関係者の方だけでもご相談いただけますので、ご検討いただけますと幸いです。
まずは周囲が理解を深め、関わり方を工夫することが本人の安心にもつながります。-
ASDの人はどんな仕事に向いていますか?
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一概には言えませんが、興味のある分野で強い集中力を活かせる環境が合いやすいです。研究、技術、芸術などで力を発揮する方もいます。カウンセリングでは「得意を活かす」視点で一緒に考えます。
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あなたへのメッセージ
「周囲と違う」と感じることがあっても、それはあなたの大切な個性です。
自分に合った環境を整えることで、日々の生活は少しずつ楽になります。
もし一人で抱えるのがつらいときは、どうぞ安心してご相談ください。
一緒に、自分らしいペースを見つけていきましょう。
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藤田 勇気 プロフィール
カウンセラーになったきっかけ、略歴などをご紹介させていただきます。 カウンセリングをご検討の際に参考になさってください。
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