うつ病とは
うつ病は、強い気分の落ち込みや無気力が長期間続く状態です。
一時的な気分の落ち込みとは異なり、日常生活や仕事・人間関係に大きな影響を与えることがあります。
原因はさまざまで、ストレスや環境の変化、脳内の神経伝達物質のバランスの乱れなどが関係していると考えられています。
うつ病の主な症状
- 気分の落ち込みが続く(憂うつな気分、悲しみが消えない)
- 興味や喜びを感じにくくなる(趣味や好きだったことへの関心がなくなる)
- 疲れやすく、エネルギーが湧かない
- 集中力や決断力の低下
- 食欲や体重の変化(増加または減少)
- 不眠または過眠(寝つけない、または過剰に眠る)
- 自己否定的な考えが強まる
- 死について考えることが増える
本人の対処法
- 専門家に相談する
- うつ病は適切な治療が大切。心理カウンセラーや医師に相談する
- 薬物療法やカウンセリングが有効な場合もある
- 無理をしない
- 「頑張らなければ」と自分を追い込まず、休息を優先する
- 小さなことでもできた自分を認める
- 生活リズムを整える
- 少しずつ規則正しい生活を心がける(食事・睡眠・運動)
- 日光を浴びることで体内リズムを整える
- 信頼できる人と話す
- ひとりで抱え込まず、家族や友人に気持ちを共有する
周囲の接し方
- 「頑張れ」と励ますより、「そばにいるよ」と伝える
- 無理に元気づけるより、寄り添うことが大
- 話を否定せずに聞く
- 「気の持ちよう」ではなく、「つらい気持ち」をそのまま受け止める
- 休むことを肯定する
- 「休んでもいい」「無理しなくて大丈夫」と伝える
- 治療やサポートを勧める
- 必要に応じて専門機関の利用を提案する
カウンセリングでできること
- 気持ちを安心して話せる場を持つ
- 不安や落ち込みを整理し、少しずつ心を軽くする
- 日常の小さな目標を一緒に立て、回復を支える
- 家族・周囲との関係を調整し、サポートを受けやすくする
「次回の診察までの間に心のケアをしたい」等のご希望から、医療機関との併用される方も多くいらっしゃいます。
※通院中の方については、医師の許可が必要な場合もございますので、かかりつけのお医者様に許可を得ていただければ幸いです。
カウンセラーからのメッセージ
うつ病は「気の持ちよう」ではなく、誰にでも起こりうる病気です。
一人で抱え込まず、少しずつサポートを受けながら、回復に向けて歩んでいきましょう。
あなたの気持ちに寄り添いながら、できる範囲でサポートしていきます。
よくあるご質問
-
うつ病は治りますか?
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適切な治療とサポートを受けることで、回復(寛解)することができます。
時間はかかることもありますが、多くの方が少しずつ元の生活を取り戻しています。
焦らず、自分のペースを大切にしましょう。
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家族や友人はどう支えたらいいですか?
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「頑張れ」と励ますよりも、「そばにいるよ」と寄り添う言葉が大切です。
無理に元気づける必要はなく、安心できる存在であることが一番の支えになります。
ご家族やご関係者の方もご一緒にカウンセリングを受けていただくことも可能です。
-
うつ病のときに仕事や学校を休んでもいいですか?
-
無理をして続けるより、必要なときに休むことが回復につながります。休養を取ることで回復が早まり、その後の復帰もスムーズになります。
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