来談者中心療法は、
アメリカの心理学者カール・ロジャーズによって提唱されたカウンセリングの方法です。
この療法では、カウンセラーが“答え”を与えるのではなく、
話すあなた自身の中にある力を信じて
寄り添いながら気づきを支えていきます。
たとえば、こんなときに…
- 誰かに話したいけど、わかってもらえないと思ってしまう
- 人に気を遣い過ぎて、自分の本音がわからなくなる
- 話しても否定されそうで不安になる
そんなとき、心の奥にある思いや感情を
ひとりで抱え続けるのはとてもつらいことです。
大切にしている3つのこと（ロジャーズの三条件）
来談者中心療法では、次の3点がとても大切にされています。
🔹 共感的理解
あなたの立場に立って、気持ちを深く理解しようとすること。
🔹 無条件の肯定的関心
どんな気持ちや言葉も否定せずに、まるごと受けとめること。
🔹 一致（自己一致）
カウンセラー自身が誠実で、ありのままであなたと向き合うこと。
このような関係性の中で、
少しずつ「本当の気持ち」が見えてくるのです。
メリットと効果
- 話すことで、気持ちがスッと落ち着く
- 自分の本音や願いに気づける
- 他人の目ではなく、「自分はどうしたいか」が見えてくる
- 自信を取り戻し、自分らしい選択ができるようになる
安心できる関係のなかで、
あなたの“こころの力”が動き出していきます。
どんなときに向いている？
- 自分の気持ちがわからない・言葉にしにくい
- 判断やアドバイスをされるのが苦手
- 選択に迷っているけど、誰かに押しつけられたくない
- まずは「安心して話すこと」から始めたい
そんな方に、とても相性のいい心理療法です。
むずかしい？いいえ、大丈夫です
来談者中心療法では、難しい言葉や専門用語は使いません。
また、カウンセラーから無理にアドバイスや指示をすることもありません。
あなたが「自分で考えたい」「納得したい」気持ちを、
やさしく見守りながら、丁寧に対話していきます。
心と向き合う第一歩として
「なんだか話してみたいかも」
「少しだけでも気持ちを整理したい」
そんな気持ちがわいてきたら、
どうぞお気軽にご相談くださいね。
あなたのペースを大切にしながら、
安心できる時間をご一緒します。
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