違和感は、小さなメッセージ

ある場所で見かけたトイレのマーク。
何気なく足を向けたとき
ふと立ち止まりました。

男性側が明るい色
女性側が暗い色で表示されていたのです。
一瞬、あれ? と。
普段なら気にも留めないのに
なんだか違和感があったんです。

よく考えてみると、
「赤やピンクは女性」
「青や緑は男性」
そんな
“当たり前”の感覚に
知らず知らずのうちに縛られていて
その日も
「明るい色=女性用」と無意識に思い込み
違う方向に進みかけての「あれ?」だったんですね。

色にまつわる思い込みといえば
以前
通話ボタンを赤終了ボタンを青にすると、多くの人が押し間違える
そんな話を聞いたこともあります。

本来なら形で判断すべきアイコンでも
色が意味づけを
上書きしちゃっているということなんでしょう。

それくらい
私たちの行動は“イメージ”に引っぱられている

こんな無意識の反応は
日常の中にもいっぱい。
「この人はきっと○○なタイプだろう」
「あの人の意見はこうに違いない」──とか。

そんな思い込みもまた
色と同じように
いつの間にか私たちの考えを左右している
かもしれないですね。

もちろん
思い込みがすべて悪いわけじゃありません。
慣れや経験
これらが生む“パターン”は
私たちを効率よく動かしてくれますものね。

でも、たまに違和感に出会ったなら
スルーせずに
止まってよく見てみるのも大切なのでしょう。

「なぜそう思ったのだろう?」
「どうして、それが“正しい”と感じたのだろう?」

そんなふうに
少しだけ見つめ直してあげられたら
思考のクセや偏りに気づけるのかも。

だから私は今日も
ちょっとした違和感を大切にしたいなと思います。
見慣れた色の意味を、もう一度見直すように。

思い込みや自分の気持ちの整理にも
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投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです🌱
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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