一緒に生きる
こんにちは。
「共生」という言葉をご存じでしょうか。
読んで字のごとく「共に生きる」ことを示す単語です。
人は大小差はあれど、誰かと関係を持って暮らしていることのほうが多いですよね。
家族、学校、職場なんかの共同体や、ペットと暮らすのなんかも「共生」なのかも。
誰かと関わりながら生きる。
これは人だけではなくて、いろんな動物が「共生」しているんです。
今日は、一風変わった動物の共同生活を見ながら、人間関係に活かせる部分を考えてみましょう。
双利共生(お互いに利益アリ)
一緒に暮らして、お互いメリットがある。これが一番ですよね。
仲良し動物ペアのご紹介。
カクレクマノミとイソギンチャク
皆さんご存じのファインディング・ニモです。
ニモはカクレクマノミというお魚で、その住処はイソギンチャク。
イソギンチャクのフヨフヨした触手には毒があって、多くの魚を寄せ付けません。
でもカクレクマノミだけはその毒に耐えることができ、イソギンチャクの間で安全に暮らすことができちゃうんですね。
そして、住処にさせてもらう代わりに、カクレクマノミは餌の残りを渡すことで彼らにお食事を提供しているんです。
海版シェアハウスといった感じ。誰も損しない素敵な関係性ですね。
片利共生(片方だけ利益アリ、他方は損害も利益もナシ)
誰かが何かをしたときに、おこぼれだけもらうスタイル。
別に損はしていないけど、得にもなっていない。ちょっと微妙な関係性。
人がいつもこれをやっていると、バレたときに気まずくなりそうです。
サギと牛
鳥のサギと牛さん。
サギは牛の足元で待機し、牛が草を食べる際に驚いて飛び出す虫を捕まえて食べる。
まさにおこぼれ。牛はご飯を食べているだけで、サギからは何の損も得もない。
遠い目でみれば鳥のフンが栄養になって草が生えるから、得になっているかも??くらいですね。
寄生(片方が利益を、もう片方が損害を)
一方的な関係性。このフレーズは聞いたことがある方も多いはず。寄生虫とかですね。
利用された側にはダメージがあるので、人間関係を築きたいときにはこれは避けましょう。
カッコウと他の鳥
童謡にもなっている、カッコウ。かわいい響きですが、人から見ると結構ひどいことしてます。
カッコウは他の鳥の巣に卵を産みつけます。元の鳥の卵を蹴落としたりすることもあるみたい。
そして、カッコウの雛が孵ると、その巣の親鳥は自分の子供だと勘違いして一生懸命育てます。
カッコウお母さんは楽して子が育ち、本来の親鳥は自分の子孫を残せない。なかなかの過激派ですね。
人と仲良くするならば
ここまで3種類の「共生」関係をご紹介しました。
興味深いものはあったでしょうか。
つい最近はタランチュラが背中に小さいカエルと暮らしていて、背中に乗せて移動するなんて報告もあったりします。
これは誰に利害があるのかまだ結論は出ていないみたいです。謎のペアですね。
世の中には様々な関係性がありますが、人と人とが関係性を作っていくなら
やっぱり互いに気持ちのいいものにしたいですね。
誰かといい関係性を作りたい、改善したい、でもどうしたら?というときは一緒に考えましょう。
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