居心地のよい組織
みなさんこんにちは。
前回の記事では、カウンセリングが個人にどんなメリットがあるかを書いていました。
今回は、組織として活用することでどんなメリットや意義があるのかを記事にしていきます。
よかったら両方読んでみてくださいね。
現代において、企業・学校など組織に属する人のメンタルヘルスは非常に重要な課題となっています。
ストレスの多い環境や拘束時間の長さ、人間関係などが原因で、心身の健康が損なわれるケースが増加しています。
人の不調がさらに環境や業績の悪化を招く悪循環になることもあり、多くの組織での懸念材料になっています。
では、実態としてはどんなものが考えられるのでしょうか。
課題とカウンセリングによるその緩和・改善
人々の抱えるストレス
これが後述する課題にも一番関係しやすい部分です。
人間関係や業務・目標からのストレスにより、本来の目的に悪影響が出てくるわけですね。
しかし、なかなか相談する相手や方法がなく、改善できずに潰れてしまう。
こんなとき、組織外のカウンセラーに頼ることができる環境を整えることも改善への第一歩です。
外部カウンセラーとの面談により、組織内の関係性や影響を気負いせずに相談できるような仕組みを整えます。
これにより所属する人々が、自由に気軽にストレスの原因を特定し、改善策を検討することができるようになります。
ここでのポイントは、組織と契約していても、各相談の内容を上司や担当者に伝えることはない、ということ。
環境の変化が必要ならば、匿名性を維持できるように、我々カウンセラーが報告様式を検討し、組織との折り合いを考えながら歩み寄っていく、という形になります。
満足度
嫌なことや気がかりなことがある状況では、人々は楽しく活動することができません。
もし休日に家で過ごすとして、「髪の毛落としたら罰金ね」なんて言われたら、休まらないし楽しくないですよね。
これは極端にひどい「嫌なこと」の例を考えてみたものですが、組織の中でも同じことが考えられます。
心に不安を抱えたままの毎日は、きっと日常の作業でさえ苦痛に変えてしまうでしょう。
満足感、幸福感を感じられなければ、士気の低下や業績悪化はすぐ目に見えて現れてくるでしょう。
これは、カウンセリングをはじめとした、人々の健康を維持する・促す仕組みを作ることで改善できます。
仕組みを知り、活用することで、組織が自分の健康を重視してくれていると感じ、満足度や安心感が上昇します。
これによって、士気が向上し、組織全体の雰囲気が良くなっていくでしょう。
人員の離脱
人々はストレスや苦痛に耐えられなくなった場合、その組織から離れることを選択します。
辞めることでしか改善が見込めないと感じた場合ですね。
しかし、これは当人にも組織にも大変強いダメージを与えてしまいます。
本人は次の場所を見つけなくてはならず、組織は新たな人材を手配し、教育をしなければなりません。
メンタルヘルスの改善は、この状況の多くを防げるはずです。
特に、現担当者を維持することは、離脱と新人の手配・育成にかかる膨大なコスト(時間・費用ともに)を削減することにつながります。
新たな人材を一から教育するよりも、既存の人が安心して働き続けられる環境を整える方が、組織にとってはるかに有益ですよね。
まとめ
あえて組織外のカウンセラーと契約することで、組織内の貴重な人材たちメンタルヘルスを保つ、という考え方でした。
この仕組みづくりが、一人ひとりが安心して活動できる環境づくりになる。それが結果的に全体を良くしていく。
結果として、その組織はより持続的に成長していき、周囲との競争力を高めることができるのです。
メンタルヘルスケアの重要性とその効果をより深く見つめなおし、取り入れてみてはいかがでしょうか。
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