わかる⇒できる⇒伝えられる
今日は、物事を身につけるときの3つのステップのお話です。
「わかる」だけでは足りない
何かを伝える(教える)ときには
自分が理解できていて、自分一人で出来ていないと正確に伝わらないと思っています。
私の感覚では、新しいことを始めるときに頭の中ではこんな段階を踏みます。
- わからない:始めた触れた瞬間。意味が理解できない状態。
- わかる:学習や覚えることで「それ」が何か分かる状態。
- できる:実践を重ねて、一人でもできる状態。
- 伝えられる:人に教えられるレベル。
最大の壁は「わかる」と「できる」の間
難しさを感じるのはやっぱり2と3の間です。
頭では理解していても、やってみて初めて感じる難しさがあります。
「このときはどうすれば?」という“つまずき”にも出会います。
ただ、ここでうまくいかない状況や手間暇を知っておくのが大事に感じます。これを乗り越えて「できる」となると、人に伝えられることが大幅に増えるんです。
経験が伝える力を強くする
「やってみると意外とココが難しいのよ」
「これ簡単そうに見えて面倒くさいんだよね~」
そんな経験談があると「でもこうしたらできたのよ!」も教えてあげられます。
そうすると次の人が「できる」に到達するまでその分うまく、はやく身に着けられる。
そこから自分なりのやり方にアレンジしてもらえればいいんです。
カウンセリングでの活用
カウンセリングでも、この3ステップを意識しています。
たとえば提案するときはこんなふうにお伝えします。
- 「○○な時にやりやすかったです」
- 「時間はかかるけど、一通りやるとスッキリしますよ」
- 「やらなきゃ!と思うと面倒になるので、やりたいときだけで大丈夫です」
そのうえで、「できそうなこと」や「受け入れやすい方法」を一緒に探していくようにしています。
何かを始めるとき、このわかる → できる → 伝えられるの流れを意識してみてください。
きっとスムーズに身についていきますよ。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
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宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです🌱
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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