ただそばにいること
何日も続いた雨があがって
やっと春の風が吹いてきます。
ポカポカのお日様を浴びながら
穏やかな風を感じると
冬の間ぎゅっと縮こまっていた心まで
ゆっくりほどけていくように感じます。
隣にいる誰かと並んで歩くとき、
言葉がなくても、ただその存在があたたかくて。
何かをしてあげることよりも
何かを証明することよりも
ただ「ここにいること」そのものが、大切なのかもしれない。
そう思えたとき、ふと口をついて出ました。
「いてくれて、ありがとう。」
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