職場の思いやりが全員の成功を助ける
こんにちは。
いきなり職場に貼られる標語のようなものを見せられて、どう感じましたか?
これは、アメリカの大学教授が寄稿した文章のタイトルなんです。
「Civility at Work Helps Everyone Get Ahead」が原文なのですが、
読んでいて興味深い部分が多かったので皆さんにも共有させてください!
職場での暴言や無礼な行動は、一見よくある問題に思えるかもしれませんが、
実際には非常に深刻な悪影響をもたらしている、ということなんですね。
この論文では、下のような具体的な悪影響が挙げられています。
- 生産性の低下
暴言を受けた従業員の66%が、パフォーマンスの低下を報告し、
暴言により時間を無駄にしてしまったと回答した従業員は80%に達した。
要するに、暴言は個人だけでなく、組織全体の生産性が低下するということ。 - 心理的健康の悪化
暴言は被害者の心理的健康に悪影響を及ぼす。
47%の従業員が、暴言を受けた後に意図的に労働時間を減らしたり、
仕事への関与を減少させたと報告した。
また、暴言を受けた従業員の78%が、職場での満足度が低下したと感じていた。 - 離職率の増加
暴言を受けた従業員の12%が、職場環境に対する不満から仕事を辞めた。
さらに、25%が暴言の影響で職場に対する愛着が低下したと感じていた。
暴言がきっかけになって、優秀な人材が離れていくのは組織にとって大きな損失になる。 - チームワークの崩壊
暴言はチーム全体の協力関係を壊し、コミュニケーションを阻害する。
報告によれば、暴言を目撃した従業員の25%が、協力を避けるようになった。
これにより、チームワークが悪化し、プロジェクトの進行が遅れる、
またはプロジェクトそのものが失敗するリスクが高まるということ。 - 企業イメージの悪化
暴言が蔓延する職場環境は、外部からの評判を悪化させる可能性がある。
暴言を目撃した顧客やパートナーの20%が、その企業との取引を控えるようになった。
これにより、企業の価値そのものが低下し、信頼性が損なわれる。
さて、これがこの論文の概要だったわけですが、どのように感じましたか?
数字だけで見れば、暴言を言われた人の半分以上、見聞きした人の1/4の
効率や作業量が低下するわけですから、チームの成果はどんどん少なくなります。
もし同じ結果をだすのであれば、暴言を吐く人は、何倍も自分で成果をあげないと
本来のチームとしての結果をあげられなくなるわけですね。
「罰が当たる」とまでは言わずとも、自分に返っていくのは皮肉な感じがします。
これを読んでいるあなたも、イライラ・焦りから
つい言葉が強くなってしまうかもしれません。私もそうです。
でも、発したその「言葉」がどんなパワーを持つのかを理解していきましょう。
そして、1回でもいいから、そんな機会が減らせたらいいですね。
「私の周りにもこういう人がいるんだけど」などでも構いません。
ぜお困りごとの際はご連絡くださいね。
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