最短じゃない、その先に
昨日、なんとなくいつもと違う道を通ってみました。
最短でも、便利でもない道。
本当になんとなく選んでみたって感覚。散歩だったのかも。
ちょっと進むと、ふとお寺が目に入りました。
たくさんのお花に囲まれて、とっても華やか。
梅は見事に咲き誇り、桜は蕾をふくらませながら出番を待っていて。
地面には色とりどりの花が咲き、まるで参拝者をやさしく迎え入れているようでした。
もしも目的地に着くことだけを考えていたら、この光景は見られなかったんですよね。
最短距離を選ぶことも、もちろん大切。
でも、遠回りの中にも、大事な何かがあるのかも。
カウンセリングでも
「遠回りばかりの人生だ」
「もっと早く気づいていれば」
こう話される方がいます。
けれど、そこに至るまでの時間や道のりの中に、その人だけの大切な気づきが宿っていることも多いと思うのです。
急がなくてもいい。
遠回りの人生にも意味があると信じていいんです。
季節が巡るように、私たちの歩みもそれぞれのリズムでいいのだと思います。
次は桜が咲く頃に、またあの道に行ってみようかな。

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