アサーティブにいこう
みなさんこんにちは。
タイトルを見て、???となった方も多いのではないでしょうか。
聞きなれない響きですよね。
アサーティブ(assertive)というのは、自分の意見や気持ちを率直に、かつ相手の権利も尊重しながら伝えるコミュニケーションのスタイルなんです。
自分を主張するだけでなく、相手の意見や感情にも配慮するバランスの取れた方法です。
例として、2パターンを下に書いてみます。どう感じるでしょうか。
受け身(非アサーティブ)、攻撃的(アグレッシブ)、アサーティブに分けますね。
同僚に助けを頼みたいんだけど…
- 受け身: 「もしよかったら、手伝ってくれませんか?もし嫌だったらいいんですけど…」
- 攻撃的: 「すぐにこれを手伝って!あなたがやるべき仕事だから!」
- アサーティブ: 「締め切りが近いので、あなたの助けが必要です。手伝ってもらえますか?」
意見が対立してしまった!
- 受け身: 「まあ、あなたがそう言うなら、それでいいです…」
- 攻撃的: 「あなたの意見は間違っている!私が正しい!」
- アサーティブ: 「私はこう思いますが、あなたの意見についても聞かせてください、互いの意見を尊重しながら話し合いましょう。」
二つのパターンから考えられるのは?
さて、2つの状況を見て、それぞれの言葉にどう感じますか?
また、普段どれに近い応答をしているでしょうか。
「アサーティブ」が角も立たず、自分の意見も伝えられているのではないでしょうか。
その訳として、アサーティブコミュニケーションには以下のような特徴があるからなんです。
- 率直さ: 自分の考えや気持ちを正直に伝える。
- 尊重: 相手の権利や感情を尊重する。
- 責任: 自分の意見や感情に責任を持つ。
- 積極性: 受け身ではなく、積極的にコミュニケーションを図る。
これが出来れば苦労はしないよ!と思う方も多いかもしれません。
実際に、このようなスキルを求めて相談に来る方もいらっしゃいます。
そんなときには、「アサーショントレーニング」をご案内します。
具体的にはロールプレイやフィードバック、実際のコミュニケーション状況での練習などがありますが、詳しいことは次回記事にまとめますね。
もちろん、カウンセリングの際にお話ししていただいてもかまいませんので、気になることがあれば、ぜひ一度ご連絡ください。
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