アサーショントレーニング
みなさんこんにちは。
前回、「アサーティブ」というスタイルについて記事を書きました。
アサーティブなスキルを身につけることで、自己肯定感の向上や人間関係の改善が期待できる、というものですね。
しかし、そのトレーニング方法については書かなかったので、今回はその解説をしようと思います。一緒にチャレンジしてみましょう!
アサーショントレーニングの練習方法
①自分の感情や考えを明確にする
まずは、自分の感情や考えを理解し、言葉にする練習をします。
これによって、自分の主張を明確に伝えることができるようになります。
練習方法:
毎日の出来事について、日記をつける。
例えば、「今日の会議で、自分の意見を言えなかったことが悔しかった」と書いてみる。
②「Iメッセージ」を使う
「Iメッセージ」の"I"は"私"の意味で、つまり、「私は~」で始まる表現方法のこと。
これにより、自分の感情や考えを主体的に伝えましょう、ということですね。
例:
「あなたが会議に遅れてきたことが迷惑です」と言う代わりに、
「あなたが会議に遅れてきたとき、私は心配したし、困っちゃいましたよ」と表現する。
③ロールプレイをする
実際のコミュニケーション場面を想定して練習する方法です。
ご友人や同僚と一緒に行うと効果的に練習できますよ。
練習方法:
友人と一緒に、職場でのシナリオを設定し、意見が対立する場面を演じる。
その後、フィードバックをもらいながら改善点を確認する。
注:あくまで「演じる」です。本気で揉めない議題でやりましょう。
④具体的なリクエストをする
曖昧な表現ではなく、具体的な行動をリクエストする表現を考えましょう。
例:
「もっとちゃんとして欲しい」と言うのではなく、より伝わるように
「毎週金曜日までにレポートを提出してもらえますか?」と話す。
⑤聴くスキルを磨く
自分の意見を伝えるだけでなく、相手の意見を聴くことも重要です。
積極的に聴くスキルを磨きましょう。
練習方法:
会話中に、相手の話を遮らずに最後まで聴く。
その後、相手の言ったことを自分の言葉で繰り返して確認する。
⑥練習を続ける
残念ながら、アサーティブなスキルは一朝一夕で身につくものではありません。
日常生活で少しずつ練習を続けることが大切で、徐々に覚えていきましょう。
練習方法:
毎週、アサーティブコミュニケーションを実践する場面を決める。
例えば、家族との夕食時や職場でのミーティングなど。
まとめ
今回は6種類の練習方法について、簡単にご説明しました。
アサーショントレーニングは、自分の感情や意見を適切に伝え、
相手の意見も尊重するコミュニケーションスキルを磨くための練習です。
具体的な方法を実践しながら、日常生活で少しずつ取り入れてみましょう。
継続的な練習が、アサーティブなコミュニケーションスキルの向上につながりますよ。
一緒に練習してみたい、という方はぜひカウンセリングの際にお声がけくださいね。
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