何もない日もあるし、あっていい

何にもない日。

変わったことも起きないし、
特別なごちそうを食べるわけでもない。

朝起きて、家を出て、帰ってきて、寝る。
「今日何があったっけ?」と考えてみても
これといった“何か”は思い出せない。

普通だったな〜と思いながら、
そのまま布団に入ってしまうような日。

長い人生の中で、こんな日はたくさんあるんだろうな~と思うのです。

むしろ“記憶に残る日”なんて、
本当はごくわずか。

それ以外は“いつもどおり”が積み重なってできている。

でも、それでいいのかもなとも思っています。

“いつも”があるからこそ、
ひょこっと現れた“とくべつ”が
うんと嬉しく感じられて、

その経験が
心の支えになったり、
自分の歩く道しるべになったりする。

もし毎日がハリウッド映画みたいに
劇的だったとしたら…。

宇宙人が攻めてきても
ビルが爆発しても
絶世の美女と恋に落ちても

きっと何とも思わなくなる。
それはそれでちょっと寂しいじゃないですか。

私たちの暮らしはそうじゃなくて、
普通の日がたくさんあるからこそ、
“いつもとちょっと違う日”がまぶしく見えるのかも。

そんなことを思った、何でもない冬の一日でした。

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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