カウンセラーになったきっかけ|私の原点(#232)
今日は少しだけ、私の「原点」のお話をさせてください。
動物が好きだった少年時代
子どもの頃から動物が大好きで、図鑑を眺めてはワクワクしていました。
そのまま大学・大学院では動物の研究を選び、気づけば白衣を着て実験や調査に没頭することがお仕事に。
そのころは人と話すより、動物と過ごすほうが気楽だなあと思っていました。
「好き」が仕事になったとき
そんな私が次第に考えるようになったのは、
「好きなことを仕事にするって、本当に幸せなんだろうか?」ということ。
研究の成果を求められる中で、楽しさよりも「義務感」や「やらなきゃ」の気持ちばかりが膨らんでいったのです。
動物は好き。
でも、「仕事」として続けることにはもはや喜びを感じられなくなっていたのです。
初めてのカウンセリング
そんな迷いの中で、私は初めてカウンセリングを受けました。
自分の気持ちを誰かに聴いてもらうのは、それまでの人生ではほとんど経験がなかったこと。
ただ話しているだけなのに、なんだかスッキリしていくのを感じました。
そして、終わり際に。
こんな言葉が勝手に口を突いて飛び出しました。
「カウンセラーって、どうやったらなれるんですか?」
カウンセラーさんは少し驚いた顔をしてから、こう答えてくれました。
「実は、あなたの話を聴いていて、カウンセラーに向いているかもしれないと思っていました。」
心に灯った小さな火
その一言で、心の奥に灯がともったのを今でも覚えています。
それまで迷いの中にいた自分が、スッと前に進める気がしたのです。
気づけばすぐにカウンセリングの勉強を始め、資格取得を目指し、少しずつ相談を受けるようになりました。
そして今、カウンセラーとして、誰かの気持ちに寄り添う仕事をしています。
おわりに
「今の私」の原点は「聴くこと・聴いてもらうこと」でした。
自分が支えてもらったように、今度は誰かが自分の原点を見つけられるように。
そんな思いで、毎日カウンセリングの場にいます。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
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宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです🌱
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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