言葉のチョイス

こんにちは。

優しい言葉とキツい言葉、声を掛けられるならどちらが嬉しいでしょう。
「優しい」ほうがいいですよね。

言葉のチョイス

以前、あるイベントの運営担当をしたことがあり、事後アンケートの集計をしていたときでした。


「案内がわかりにくい、なぜスムーズな導線を作ることができないのか。」
「会場が広く自由に回れたのが良かったです。広い分、案内看板がもう少し多いと嬉しいです。」


「開場前から大勢が暑い中外で並んでいた。それを見た運営が前倒しで開場したが早く開けてほしかった。」
「早めに開場していただいたお陰で暑い中長く待たずに済み、嬉しかったです。」

①も②も同じことを伝えているのに、こうも表現が変わるものか、と驚いたことを今でも覚えています。
どちらも上段の回答からは怒りや不満がストレートに感じられます
一方で、下段からは不満がありつつも、改善できることを示唆してくれています

~だと嬉しいです」という表現。
とっても優しい表現だなと感じました。
自分を考えを伝えつつ、相手にも刺々しくならない伝え方。

「嬉しい」この言葉ってすごく一般的な表現ですが日常ではあんまり言われない言葉だな~と思ったのです。だからこそ、「こうすれば嬉しいんだ、喜んでもらえるのか」と改善点をポジティブに感じられたんです。

もちろん、お叱りの言葉も重要であることは間違いありません。
でも、自分で何かを伝えるときは、このときのことを思い出して、優しい表現で伝えたいなと思っています。

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を中心にカウンセラーとして活動しています。
オンラインカウンセリングもご利用いただけます。

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