言葉で変わる伝わり方
誰かに声をかけてもらうとき、優しい言葉ときつい言葉、どちらが嬉しいでしょうか。
やっぱり「優しい言葉」のほうが、心に届きやすいですよね。
アンケートで気づいたこと
以前、あるイベントの運営を担当したときに、事後アンケートを集計する機会がありました。
そこで、とても印象的なコメントに出会ったのです。
①
「案内がわかりにくい。なぜスムーズな導線を作ることができないのか。」
「会場が広く自由に回れたのが良かったです。広い分、案内看板がもう少し多いと嬉しいです。」
②
「開場前から大勢が暑い中外で並んでいた。運営が前倒しで開場したが、もっと早く開けてほしかった。」
「早めに開場していただいたおかげで暑い中長く待たずに済み、嬉しかったです。」
伝え方でこんなに違う
①も②も、伝えている内容は同じ。
けれども表現の仕方によって、受け取る印象が大きく違いました。
- 上段は怒りや不満がストレートに伝わる
- 下段は不満を伝えつつも、改善点をポジティブに示している
特に「〜だと嬉しいです」という表現が、とても優しく響いたのです。
「こうすれば嬉しいんだ、喜んでもらえるのか」と、前向きに受け止めることができました。
言葉を選ぶことの大切さ
もちろん、ときにはお叱りの言葉も必要です。
でも、自分の思いを伝えるときに「優しい言葉」を選べば、相手との関係も柔らかくなるのではないでしょうか。
日常ではあまり使わない「嬉しい」という言葉。
それを選ぶだけで、伝わり方がぐっと変わることを実感しました。
あなたは日常で、どんな言葉を選んでいますか?
もし次に誰かへ何かを伝えるとき、ちょっとだけ「嬉しい」を意識してみてもいいかもしれませんね。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
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宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです🌱
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
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