“聴く力”を育てるために

「カウンセラー」というのは、
資格を取って終わりではありません。
むしろ、そこからが本当のスタートだと感じています。

人の心に寄り添う仕事だからこそ、
自分の感性や考え方も
日々アップデートしていく必要があるんです。

ロールプレイから学ぶ「気づき」

私が所属しているくれたけ心理相談室では、
定期的にカウンセラー同士で学び合う場があります。
中でも私が特に大切にしているのは「ロールプレイ」。

一人が相談者役
もう一人がカウンセラー役になり、
実際のカウンセリングを想定して練習をします。

たとえば
「こう質問したら相手はどう感じるだろう」
「このタイミングで助言するのは早すぎないかな」

そんな“試行錯誤”を繰り返しながら、
リアルな対応を磨いていく時間なんです。

「独りよがりにならない」ために

カウンセリングという仕事には、
“聴く”姿勢が何より大切で。

けれど中には資格を持っていても、
「相手に指示を出すこと」や
「正解を示すこと」が中心になってしまう人もいます。

そういった実情を
見たことも
経験したこともある私は、
相談者ご本人が「どうなりたいか」に気づき
その一歩を自分で選べるようになること
そこを一番大切にしたいと思っています。

そしてロールプレイでは
他のカウンセラーからのフィードバックも受け取ります。
「この言葉の使い方、もう少し柔らかくできるかも」
「今の沈黙、実は良い時間だったよ」
そんな気づきを重ねるたびに
自分の中の“聴く感性”が少しずつ磨かれていくように感じます。

一緒に成長していける存在でありたい

私は完璧な人間ではありません。
でも、完璧じゃないからこそ、
誰かの苦しみや迷いに寄り添うことができる。

これからも学び続けながら、
あなたが“自分らしく進める力”を取り戻せるように、
一緒に考えていきたいと思っています。 

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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