「できない」を認め合う

誰にだって得意不得意はあるものですよね。
好きなものもあれば、どうしたって手が伸びないものだってある。

そう考えると
できないことがある」って本当に自然なことなんです。

でも、私たちは“期待に応えよう”として、
苦手なことを隠したり
どうにか克服しようと頑張りすぎてしまったり。

そして気づけば、その頑張りが心の負担になっていたりするのです。

もし、「できないこと」を
お互いが認め合える関係があったらどうでしょうか。

職場でも家庭でも友人同士でも。

これが苦手だから、助けてもらえるとうれしい

そう言える関係と空気感があれば
心にグッと余裕が生まれるのではないでしょうか。

自分の“できない”を認めてくれる人がいる。
そう思えるだけで不思議と安心できる気がします。

そして、自分が認めてもらえたら。
自然にこうも思えるようになるのかも。

「あの人はコレが苦手なんだな、じゃあ私がやろう」
「1人でやるより一緒にやればすぐ終わるよね」

こんなふうに、お互いの苦手な部分を
サラッと補い合える関係がいつの間にかできていく。

得意なことを活かすのも、もちろん大切。
でも、それと同じくらい
“できない”自分を受け入れ“できない”誰かを尊重することもとても大切な力だと思うのです。

「できない」は、決して弱さじゃありません。

相手を信じようとする勇気の表れ
自分を偽らずに生きようとする優しさなのです。

「できないことがあってもいい」
そう認め合える関係は
きっと優しさの源になるんじゃないかなぁと思います。

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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