私も宇宙を歩きたい

【君と宇宙を歩くために】

という漫画をご存じでしょうか。

様々な賞を受賞しているので
ご存じの方も多いかもしれませんね。

私が大切に
何度も何度も
読み返しているマンガなんです。

“普通”のことが苦手で
スムーズに生きていくのが難しい「宇野くん」が
何をやっても続かない“ヤンキー”「小林くん」と出会う物語。

普通が難しい宇野くんは
少しでもうまく生きていくために
たくさんのことを書き留めたノートを「命綱」にして生きていて。

それに偶然触れた小林くんも
出来ないことを出来るように
忘れないように
変わるために前に進み始める。

こういったところから物語が始まっていくのですが
何度読んでも泣いてしまうんです。

物語が辛い・悲しいからではなくて

私にもできないことがたくさんあって
うまくいかない経験があって
それでも何とか生きてきた。

それを肯定してくれるような
支えてくれるような漫画だからなのです。

見た目や性格
生まれ持った性質
家庭環境や
コミュニケーションのとりかた

どれも人それぞれなのは“当たり前”

だけど、その中に
それぞれの「生きづらさ」があって

価値観や触れ方の違いで
いい関係性が気づけたり
ぎくしゃくしてしまったりする。

これ自体も“よくあること”で
“当たり前”のことなのかもしれないけれど

それを見逃さないように
見て見ぬふりをしないように

「私」も含めて世界がもう少し
みんな「生きやすい」ものになったらいいなと
この作品を読むたびに思うのです。

障害・個性・特性…
いろんな表現の仕方や枠組みがあるけれど

大事なのは“名称”ではなくて。

この物語の「宇野くん」「小林くん」、
そしてそれを囲む人々のように

互いのことをしっかり見て
自分と向き合って
良いも悪いも受け止めて
一緒に笑っていけたらいいと思うのです。

自分や周りに
「生きづらさ」を感じたなら

この作品を読んでみるのもいいかもしれません。

この広い宇宙を歩くために
大切なものが見つかると思います。

私も宇宙を歩きたい

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです🌱
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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