「採点」じゃなくて「解放」で歌いたい日
最近YouTubeで流れてきた
サカナクション山口一郎さんの動画が、とても印象に残りました。
タイトルは「カラオケ採点機能は使っちゃダメ」。
最初はただ面白そうだなと見ていたのですが、
話を聞いていくうちに「おっ」と心に入ってきたんです。
山口さんはこんなふうに話していました。
——音程を合わせるために歌うと個性が消える。
自分の中にあるものを発揮できるのが一番素晴らしい。
音程なんて最後でいい。あとから直せる。——
それが、たまたま “採点機能を使った翌日” の私には
妙に刺さる話で。
久しぶりのカラオケで、
採点モードにして歌ったんですよね。
高得点が出ると嬉しいし、
褒めてもらえた気分にもなる。
でも、気持ちよさは減るような気が。
画面の音程バーを目で追いながら歌うと、
リズムゲームを必死でプレイしているような感覚になって、
「歌っている」というより「点を取りにいっている」気になる。
本当は全開で
全力で
ズレても何でも
“そのときの声”を出すほうが気持ちいいのに。
そのことを思い出して
動画の言葉に頷きっぱなし。
動画を見終えた後、こうも思ったんです。
“模範に無理に合わせる”って
カラオケだけの話じゃないな~と。
普段の生活でも
仕事でも
勉強でも。
「正解のバー」を追いかけるほうが点数は良くなるのかもしれない。
でも、そのバーをきれいに歩こうとすると
“自分らしさ”がどんどん薄れていくこともあって。
もちろん
流している曲と全く別の歌を歌ってしまったら
それは違うけど。
基本は守りつつ
その上で“自分らしく声を出す”こと。
そのほうがずっと気持ちよくて、
誰かの心にも届くと思う。
歌も暮らしも同じなのかもな、なんて。
自分のペースで
自分の声で
自分のリズムで。
採点のためじゃなくて
誰かの正解のためじゃなくて
「今日はこう歌いたい」
そんな自分の気持ちで進んでいいんだなぁと思ったひとときでした。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
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宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
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無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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