気持ちで変わる思い出

カーテンを開けたら
屋根や地面がうっすら白くなっていた今朝。

全然雪かきをするほどじゃないけれど
車の窓は凍っているようでした。

年末だし、しっかり冬だなぁと思う毎日です。

雪と車、となると
大雪で車が丸ごと埋まったことを思い出します。

学生のころ
山際の温泉旅館に下宿していたことがあって。

起きて窓の外を見たら真っ白で。
あるはずのマイカーが見えないのです。

盗まれた!?と思ったけれど
大雪に地面も車も
全部覆われていたのでした。

同じ状況の同級生と車の発掘作業。

極寒なのに汗だくになって雪かきして
ようやく車を掘り出して
エンジンをかけてみたら。

あまりの寒さでバッテリーが上がっていて。
そこから今度は回復作業…。

結局その日は学校に行かず
ぜんぶ終えてそのまま
ヘトヘトで温泉に二人で飛び込んだのでした。

見たことのない大雪に
車も動かなくなったりで
踏んだり蹴ったりだったあの日。

本当に大変だったはずなのに。
笑っちゃう思い出になっているんです。

そうなってくれたのは
誰かと一緒だったからなのでしょうか。

隣に笑える相手がいたから
衝撃のトラブルが
イイ思い出に変わったのかも。

記憶って
出来事そのものじゃなくて
そのときの気持ちで形が変わるもの。

楽しいときは誰かともっと楽しく
辛いときも誰かと一緒に乗り越えて。

私も“誰か”とそんな時間を共有できるように
これからも生きていたいなと思います。

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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