足りている、けど満たされない

社会人になりたてのころ、
一人暮らしをしていた時期がありました。

慣れない生活に、慣れない仕事。
毎日をこなすだけで精一杯。

そんな日々の中で
いつのまにか後回しになっていたものがありました。

「食事」です。

食べていなかったわけではありません。
むしろ、自炊はしていました。

ただ、「最低限でいい」という感覚だったんです。

ごはん、卵、味噌汁、納豆、ブロッコリー、バナナ。
栄養はきっと足りている。
だからこれでいい。

料理に手間をかける余裕もないし、
外食も特にしたいと思わない。

「死にはしないし、これで十分」

そんなふうに過ごしていました。

たしかに栄養は足りていたのかもしれません。
でも、満たされてはいなかった。

それでも
「これで大丈夫」と思っていたし
そう思おうとしていたのかもしれません。

ただ、「生きるための食事」。

今思うとそれはちょっと寂しく、辛かった。

もちろん
毎日手の込んだ料理をする必要も
高級なものを食べなきゃいけない理由もありません。

ただ、そのときの自分が
「美味しいな」と感じられるものを選ぶこと。

それって、思っている以上に
大切なことなのかもしれません。

あたたかいものを食べること。
好きな味を感じること。
ちょっとだけ満たされること。

そんな小さい積み重ねが
意外と心を支えてくれるのかも。

今はそう思うんです。

食べることは
ただの栄養補給ではなくて
自分をいたわる時間になってくれるから。

もし最近
余裕なくなってきてるかも、って感じていたら。

ほんのひとつでも大丈夫。

「美味しい」と思えるものを選んでみてください。

それだけで今より少しだけ
楽になることもきっとあると思います。

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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