本当のことを言えない理由

「本当のことを言えなかったな…」

あとからそう思って
自分を責めてしまうことってありませんか。

「あのとき正直に言えばよかった。」
「ちゃんと気持ちを伝えたかった。」

そんなふうに感じることって
きっと誰にでもあると思います。

でも、本当のことを言えなかったのには
ちゃんと理由があるのかもしれません。

相手を傷つけたくなかったり、
場の空気を壊したくなかったり。

あるいは
言ったあとにどう思われるかが不安だったり。

私たちは普段、その場その場で
いろんなことを感じ取りながら言葉を選んでいます。

だからこそ
【言わない】という選択も、
ひとつの“やさしさ”だったり
自分を守るための行動だったりするんですよね。

以前、物語の登場人物になって事件を解決していくという
体験型・没入型の推理ゲームに触れる機会がありました。

その中で私(が担当した役柄)は、
今回の真犯人ではありませんでした。

でも。
真相に近づくようなことを知っていても
本当のことをあえて言わない場面が何度もあったんです。

ただそれは、嘘をつきたいからとか
騙したいから、というよりも

誰かを守るためだったり、
自分の立場を失わないようにだったりして。

そこには必ず【言わない】理由があって。
その行動はむしろ自然な、
その瞬間だけ見れば私にできる最善の行動でもあったのです。

日常の中でも【言わない】【伝えられない】って
そのときの状況や事情でどうしても起きてしまうものだから。

本当のことを言えなかった自分を、
すぐに「よくなかった」と決めつけなくてもいいんです。

そのときの自分なりに
一生懸命考えて選んだ結果がそうなのだとしたら。

あなただけは
あなたの選択を認めてあげることで、
自分にやさしい時間をつくれるのかもしれません。

※きっかけになった体験については、こちらの記事でも触れています
“見えている”顔と“見せていない”顔

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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