“やる気ブレーキ”って知ってますか
最近、京都大学の研究で
ちょっと面白い発見があったそうなんです。
世の中には「やる気スイッチ」なんて言葉がありますが、
今回はその逆で
「やる気ブレーキ」
みたいな仕組みがあるかもしれない、というお話。
たとえば、
クレーム対応の電話をかけるとか。
気が重い仕事に手をつけるとか。
「やらなきゃいけない」って分かってるのに
どうも一歩目が出ないことってありますよね。
あれって、気合いが足りないとか
怠けているとかじゃなくて。
ストレスがかかるときほど
脳の中で「踏み出すのを止めるブレーキ」が
強く働くことがあるのかもしれない、ということなんです。
霊長類(サル)を使った今回の研究では
ストレスが高い課題のときに
“行動を始める意欲”が下がる仕組みが示されたそうです。
これ、ちょっと安心しませんか?
だって
「やる気が出ない=自分がダメ」じゃなくて、
「ブレーキが強くなってる」可能性があるのだから。
じゃあ、どうしたらいいのかというと。
私は最近、
“やる気を出そう”よりも
“一歩目を小さくしよう”
って考えるようにしています。
・まず資料を開くだけ
・メモを1行書くだけ
・電話番号を入力するだけ
・机に座るだけ
これくらいで十分。
ブレーキを無理に壊すんじゃなくて、
アクセルをそ〜っと踏み出せる形にしてあげる。
それだけで、
意外と動ける日もあるんですよね。
それでもどうしても無理な日は、
「今日はブレーキ強めの日なんだな」って思って、
早めに休んでしまうのもアリ。
やる気が出ない日や調子の出ない日って
あなたが弱いんじゃなくて。
あなたが頑張ってきたからこそ、かもしれませんね。
※今回の研究は霊長類での結果で、人に全てがそのまま当てはまるとは限りません。ひとつのヒントとして紹介しています。
<論文書誌情報>
Oh, J. N., Amemori, S., Inoue, K., Kimura, K., Takada, M., & Amemori, K. (2026). Motivation under aversive conditions is regulated by a striatopallidal pathway in primates. Current Biology. https://doi.org/10.1016/j.cub.2025.12.035
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
-
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
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