マインドフルネスってなんですか?

こんにちは。
なんですか、と聞かれても困りますよね。この言葉自体、聞いたことがあるでしょうか。
以前のブログで、「マインドフルネス」というものを紹介しました。
そこでは詳しく説明できていなかったので、概要と実践方法をご紹介します。
気になるところだけでも読めばお役に立てるかと思いますので、
ぜひ気楽に見ていってくださいね。

瞑想

マインドフルネスとは

マインドフルネスは、仏教の瞑想実践に由来していて、
現在の瞬間に意識を集中することに重点を置いた心理技法です。
現代では、心理療法や医療の場で広く利用されている取り組みの1つなんです。

マインドフルネスの主な要素は以下のとおり:

  • 意識的な呼吸:呼吸に意識を集中させることで、現在の瞬間に留まる。
  • ボディスキャン:体の各部分に注意を向け、緊張や不快感を観察する。
  • マインドフルネスウォーキング:歩く動作に集中し、一歩一歩に意識を向ける。
  • 日常のマインドフルネス:食事、洗濯、掃除などの日常活動に意識を集中させる。

呼吸や歩行といった、日常的な行動にあえて目を向けることで、集中するようなイメージですね。
次に、それぞれどうやるのか、どんな効果があるのか見てみましょう。

それぞれの実践方法

意識的な呼吸

  1. 静かな場所に座り、背筋を伸ばしてリラックス
  2. 目を閉じて、自然な呼吸に意識を向ける
  3. 息を吸うときと吐くときの感覚を注意深く感じる
  4. 考えが浮かんでも、それに囚われず、再び呼吸に意識を戻す

効果呼吸に集中することで、いまこの瞬間に意識を向け、不安やストレスから解放される。

◎ボディスキャン

  1. 仰向けに寝転がるか、椅子に座る
  2. 目を閉じて、足先から頭のてっぺんまで、体の各部分に順番に意識を向ける
  3. 各部位の感覚(温かさ、冷たさ、重さ、軽さなど)を注意深く感じる
  4. 緊張を感じる部分があれば、息を吐きながらその部分をリラックスさせる

効果自分の体に注意を向けることで、リラクゼーションを促進し、身体の緊張を解消する効果があります。

◎マインドフルネスウォーキング

  1. ゆっくりと歩きながら、足が地面に触れる感覚に意識をむける
  2. 一歩一歩の動きを感じ、足が地面に接触し、離れる瞬間を注意深く感じる
  3. 周囲の音、風、温度なども感じ取りながら、自然な歩行を続ける

効果歩行に集中することで、心が落ち着き、リラックス効果を得ることができます。

日常のマインドフルネス

  1. 日常の活動(食事、歯磨き、洗濯、掃除など)を行う際に、その活動に意識を集中させます。
  2. 例えば、食事中は食べ物の味、香り、食感を注意深く感じます。
  3. 歯磨きの際は、歯ブラシの感触や口の中の変化に意識を向けます。

効果:日常のマインドフルネスを取り入れることで、日々の生活の中でリラックスと集中力を高めることができます。

さて、いくつかの方法をご案内してみましたが、共通点にお気づきでしょうか。
実は、いずれも特別な道具や環境を必要としていないんですね。
つまり、誰でもどこでも簡単に始めることができるんです。これがマインドフルネスのいいところ。
「忙しくてなんだか疲れたな…」というときや「ゆっくりしたいな」というとき
ぜひ一度やってみてくださいね。
カウンセリングの際にもレクチャーできますので、ご興味がある際はぜひご連絡ください。

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を中心にカウンセラーとして活動しています。
オンラインカウンセリングもご利用いただけます。

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