代わりに怒ってしまうあなたへ
身近な人が、理不尽な扱いを受けていると
自分のこと以上に腹が立つことがあります。
「なんでそんな言い方をされなきゃいけないんだろう」
「こんなに頑張っているのに、どうして責められるんだろう」
当事者は意外と冷静で、
波風を立てないように受け流しているように見えるのに
それを見ているこっちの方が、怒りや悔しさでいっぱいに。
こんなときって、
「私のほうが感情的なのかな」
「気にしすぎなんだろうか」
そうやって自分を責めてしまう人もいるんですよね。
でも、その反応自体は全くおかしなものではないんです。
人は、“自分の大切な誰かが傷つけられている”と感じると、
無意識に「守ろう」という意識が働きます。
怒りは、そのときに生まれる防衛反応のひとつなんです。
一方で、責められている本人が冷静に見えるのは、
感情がないからでも、我慢強いからでもなく、
その人なりの自分を守る方法が
「わざわざ反応しない」
「感情を切り離す」
「波風を立てない」
という形になっている場合もあります。
こういった反応の違いで気づいてあげたいのが
「誰が正しいか」「誰が強いか」ではなく、
心を守るスタイルがそれぞれ違っているだけ、ということ。
だから、本人より怒る、というのも決して変ではないわけです。
ただ、ひとつ気にかけてあげたい点としては、
「代わりに怒り続けること」はその人がとても消耗してしまう、ということです。
相手を思う気持ちが強くてやさしい人ほど、
自分の怒りや疲れを後回しにしてしまいがちです。
だけど、誰かの怒りを肩代わりした
そのストレスを抱えていくのは「あなたの心」なんです。
だからこそ、守ろうとする人こそ
自分の気持ちを置き去りにせず、その感情をケアしてあげてください。
まずは
「私は今、怒っているんだな」
「それだけあの人を大切に思っているんだな」
そう静かに認めてあげるだけでも十分です。
そうするとちょっとずつ心が静かになってきて
ゆっくり息ができるようになるはず。
そうやってあなたが落ち着けたなら、
それが結果的に
そばにいる人を支える力にもなっていくはずですよ。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
-
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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