「みんな」は「わたし」じゃない

あなただけ

こんにちは。

「ふつうそうだよ」
「みんな経験してることだよ」
「当たり前のことだから」

何かを相談したときに、こんな感じの言葉が返ってきたことはありませんか?
「わたし」の悩みなのに「みんな」の話に置き換わってしまう。
しかも、それが「みんな」の普通だから、受け入れるべきというようなニュアンスで。

何でも一般論で解決できるとしたら、苦労はないのです。
ここで言う「みんな」は、それを乗り越えられた人なのでしょう。

今乗り越えられず、苦しんでいるのには「今のわたし」。
たとえ多くの人には取るに足らないことであっても「わたし」にとっては、重い枷のようなこと。

これを
「みんな」が出来たのだから、同じようにできるでしょ、我慢して超えなさい
そう言ってしまったら
もしかしたら乗り越えられるかもしれない
でも、本当に耐えられず、壊れてしまうかもしれない

そして、きっと次は誰にも相談できません。
「みんなと一緒になりなさい」と言われると思ってしまうから。

そうならないために、カウンセラーは「あなた」を大切にします。
「あなた」の「自分だけの気持ち」を受け止めます
「みんな」にならなくていいんです。

どんな小さなことでも、他とは違う考え方でも一緒に見つめていきましょう。
もし、誰にも話が出来なくて苦しいなら、声をかけてください
あなただけのお話を聞かせてください。

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を中心にカウンセラーとして活動しています。
オンラインカウンセリングもご利用いただけます。

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