「みんな」は「わたし」じゃない

こんにちは。
「ふつうそうだよ」
「みんな経験してることだよ」
「当たり前のことだから」
何かを相談したときに、こんな感じの言葉が返ってきたことはありませんか?
「わたし」の悩みなのに「みんな」の話に置き換わってしまう。
しかも、それが「みんな」の普通だから、受け入れるべきというようなニュアンスで。
何でも一般論で解決できるとしたら、苦労はないのです。
ここで言う「みんな」は、それを乗り越えられた人なのでしょう。
今乗り越えられず、苦しんでいるのには「今のわたし」。
たとえ多くの人には取るに足らないことであっても「わたし」にとっては、重い枷のようなこと。
これを
「みんな」が出来たのだから、同じようにできるでしょ、我慢して超えなさい
そう言ってしまったら
もしかしたら乗り越えられるかもしれない
でも、本当に耐えられず、壊れてしまうかもしれない
そして、きっと次は誰にも相談できません。
「みんなと一緒になりなさい」と言われると思ってしまうから。
そうならないために、カウンセラーは「あなた」を大切にします。
「あなた」の「自分だけの気持ち」を受け止めます。
「みんな」にならなくていいんです。
どんな小さなことでも、他とは違う考え方でも一緒に見つめていきましょう。
もし、誰にも話が出来なくて苦しいなら、声をかけてください。
あなただけのお話を聞かせてください。
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