THE大失敗 誰かを頼る大切さ

ある朝、何気なく鏡を見たときのこと。

寝ぼけた自分の顔を見ていると
頭の目立つ位置に一本の白髪が。

「白髪は抜いちゃダメ」
「気になるなら根元で切るのがいい」
そう聞いたことがあったような。

よし、自分で切ろう。
そう決意のが良くなかった。

本当なら奥さんに
「この白髪、切って〜」と
一言お願いすればよかったのに。

「自分でできるし、頼むほどでもないか」
そう思ってしまった。

過去にも“自分でやって失敗”を何度も経験しているのに……。

白髪を摘まんで、チョキン。


──落ちてきたのは、黒い髪の毛の束。

慣れないハサミの扱いで
まったく違うところを切ってしまったのです。

その瞬間、思うことはたった1つ。
「なんであのとき、頼まなかったんだろう…」

たった一言
お願いするだけでよかったのに。

“頼ることの大切さ”を改めて痛感した朝でした…。

頼ることって、弱さの象徴じゃないんですよね。
「自分の限界を認め、他人の力を借りる強さ」
という、れっきとした強さ。

ひとりでできる。 

これは成長の証でもあるし
素晴らしいことなのは間違いないでしょう。

でも、ちょっとでも
不安になったとき
できるかな?なんて思ったときは

「頼る」という方法も
選択肢として考えられたら
もっとずっと
「できる」ことって増えていくんだと思います。

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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