雑談って、なんのため?─ちょっとした話の大切さ

急な話ですが、雑談ってお得意ですか?

「…苦手かも」と思った方もいらっしゃると思います。

何を話していいかわからない。
沈黙が続くと気まずい。
「雑談って意味があるのかな?」
「無駄じゃない?」
そんなふうに感じる方も、実は少なくないんですよね。

かくいう私も、雑談が得意とは言えないタイプです。
沈黙が怖くて言葉を探したり、
なんとか話題をつなごうと空回りした経験もあります…

でも最近、
「雑談って意外とすごい力を持っているかもしれない」
そう感じるようになりました。

雑談は、関係性をつくる“合図”

例えばこんな会話、経験したことありませんか?

「今日はあったかいですね」
「なんか眠いですよね〜」
「この間の雨、すごかったですね」

内容だけを見ると、これといった話じゃない。

でも、こういった“なんでもない話”って、
とっても大切な役割があるんじゃないかなと思うのです。

それは、「私はあなたと話すことができますよ」というサイン

もっと言えば、
「あなたと敵対する気はありません」
「あなたと関係をつくっていきたい」
そんな無意識のメッセージなんじゃないかと。

でも、「話すことがない」と感じるのは、悪いことじゃありません。

そもそも、
誰もがスムーズに会話を広げられるわけではないし、
雑談が得意な人にも練習の時期があったはず。

「雑談」を「練習」と書くと違和感がありますが
おしゃべり上手な人のなかには、
事前にたくさん話題を準備していたり
イメージも含めて練習していたりする方もいるのです。

そうでなければ、盛り上げなくてもいいんです。
たとえうまく話せなくても、「話そうとしてくれた気持ち」が伝わるだけで、じゅうぶん。

「会話しなきゃ」と力を入れすぎず、
「ちょっと話しかけてみようかな」くらいの気持ちで、
少しずつ慣れていけたらいいなって思います。


何気ない会話─それが雑談。
でも、その一言が互いの懸け橋になるのかも。

私もちょっとずつ、雑談を増やしていけたらなって思います。

あなたも、ちょっとだけ雑談してみませんか?

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投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を中心にカウンセラーとして活動しています。
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