裏表があってもいい─いろんな自分を生きる

誰に対しても態度や表情に変わらず、分け隔てなく接する人を“裏表がない人”と呼びますよね。
とても良い人の象徴のように使われます。

でも、「裏表」があってもいいと私は思うのです。

ここでいう裏表とは、相手や場所によって少しずつ変わる“いろんな自分”のこと。
職場にいる私、家族といる私、趣味の仲間といる私など…。

それぞれで丸ごと別人のように変わる!という人は少ないとは思いますが、
関係性やその場の雰囲気で
自分の振る舞いや言葉、ニュアンスって
微妙に違ってくると思うのです。

その違いに自分で気づくと、
「本当の自分はどれ…?」なんて思うかもしれません。
でも、全部「私」で良いような気がするのです。

この自分がこの場所にはちょうどいいんだな
そんな風に思えたら
どんな自分も嘘じゃないんですよね。

だから、「裏表」どころか
斜め・逆さま・白黒・カラフルな自分と生きていいんです。

その中に、嫌いな自分や変えたい自分が見つかったら、
好きな自分と見比べながら整えていけばいい。

そうやって見ていくと、気づいていない「隠れた自分」なんてのも発見できるかもしれませんね。

そんな“いろんな自分”をゆっくり見つめ直す時間に、カウンセリングを役立ててもらえたら嬉しいです。

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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