覚えておきたいならば
みなさんこんにちは。
「覚えること」「暗記」など、お得意でしょうか?
学生ならテスト勉強や入試対策、社会人なら業務手順や取引先の知識、シニア世代ならお孫さんの好きなアニメのキャラクターなんてのも、忘れてしまうと困ったことになるかもしれません。
最近、覚えなくてはいけないことがあり、学生の頃はどうしてたかなぁと振り返りました。
そこで思い出したのが「忘却曲線」。名前くらいは耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
ややこしくなるので難しい解説はしませんが、簡単に言うと「繰り返すと忘れにくさが格段に上がる」です。
「忘れる」と「覚えなおす」
当たり前では…?と思う方がいるかもしれませんね。暗記が得意な人は無意識にやっていてそう感じるのかも。
小さい子がアンパンマンのキャラクターをいつの間にか全部覚えているのは、ひたすら同じ回のアニメを見てるからだったりします。
ただ、「復習」「繰り返し」に抵抗感がある人も多いですよね。面倒くさいし、他にやることもありますし…。
もしかしたら、この分野の第一人者のエビングハウスさんもそこに疑問をもって研究し始めたかもしれません。
彼は研究の結果、忘れることはあるけど、繰り返し学ぶと覚えなおすまでの時間・手間が節約できる、と発見したんですね。
金曜ロードショーでよく見る映画など、流し見していても「この後○○するよなぁ」とか覚えていませんか?
何度も見ていると、細かいセリフまで頭に浮かんだりしますよね。
まさにそれ、と私は考えています。いつもはその映画のことは覚えてないけれど、再度見ると思い出す・覚えなおすシーンが増えていく。
人は時間経過でどんどん忘れていくけれど、繰り返すことで覚える量も増えるし、それに費やす時間が短縮されていく。
これを普段の必要なことにも行うことができればいいのです。
どうすればできる?
先ほどの映画の話で言えば「流し見」つまり、短時間の学習でも思い出したり覚える部分が増えたりしますよね。
人間の頭はよくできています。短い時間の学習でも、充分な効果が期待できるんです。
これって、「覚えなきゃ、でもやりたくないな…」という気乗りしていない人には超朗報ではないでしょうか。
さらに、別の研究では、「視覚情報」が「聴覚情報」より記憶に残りやすいというデータが出ています。
人間の目は超優秀でほかの感覚よりもそもそも記憶されやすいみたいです。
これをまとめて、私が覚えなきゃいけない!ということがあるときは、こんな感じでやっています。
- 初日:普通に覚えようとする。問題を解く、本を読む、覚えたいことに触れる。
- 翌日:全く同じことをする。でも昨日と同じなのでちょっと見るだけで思い出しますね。
※ここからは時間を取りたくなければ、昨日書いたノートや読んだページを見る、取引先の名刺を見るとかでもOK - 3日後:また同じことをする。こないだ見たよなぁ~って気分になります。もう結構覚えているはず。
- 1週間後:またまた同じことをする。見た瞬間ほとんどの内容思い出します。勉強時間もかなり短くなります。
- 1か月後:最終日。ここで見ただけで覚えたいことが満遍なく頭に浮かぶようになり、満足。
これを徹底すればほとんどのことが覚えられますが、もちろん向き不向きはありますし、ここまでやりたくない人も多いでしょう。
そんなときは、「目につくところに置いておく」です。トイレでもデスクでもどこでもOK!
ぼーっと視界に入っているだけで、いずれ覚えます。急ぎでないときはこれが一番楽かもしれません。
ちょっとの時間で覚えちゃおう
何かを覚えておきたいとき、でもわざわざ時間を取るのは面倒、ということは誰でもあります。
そんなときは「繰り返す」だけ目標に、一瞬見るだけでもいいのでやってみてください。
思い出したときにすぐみられるようにスマホに保存しておいて、ちょっと見て終わり。これでもいつの間にか覚えているはずです。
今日は「覚えること」について書いてみましたが、何か気になることがあれば気軽にコメントくださいね。
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