“すみません”に込められた、あなたのやさしさへ

「すみません」と言いながら、少し照れたような笑顔を浮かべる方を見ました。

その笑顔がやさしくて、なんだか今でも心に残っているのです。

コンビニでお釣りを受け取るとき
道を譲ってもらったとき
何気ない会話の中でも
その笑顔と言葉は自然にこぼれていました。

きっとその方は、相手の気持ちをとても大切にしているのでしょう。
「ありがとう」でもいい場面だけど、
「すみません」と伝えているのは、
相手を思いやる気持ちが強いからこそ。

そんなふうに言葉を選ぶ姿から、深いやさしさを感じたのです。

でももし、そのやさしさが
「私はこの場にいていいのかな」
「ちょっと遠慮しておこうかな」
そんな気持ちもあるならば…

その思いやりの一部を
自分にも向けてあげられると
もっと心地よく過ごせるのかも、とも思うのです。

「誰かのために」と差し出すやさしさは
すごく尊いもの。

だからこそ
ずっと外に向けてばかりじゃなくて
自分自身のほうにも向けていいんです。

「大丈夫だよ」
「いてくれてうれしいよ」
─そんな言葉を
自分にもかけてあげられたら
もっと素敵だなと思います。

「すみません」と「ありがとう」。
遠慮と安心。

やさしさは、
周りにも自分にも
同じくらい注いであげたいですね。

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を中心にカウンセラーとして活動しています。
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