引っ越しの寂しさと「ありがとう」

近所でお引越しのトラックを見かけました。
それで思い出したんです、自分の引っ越しのこと。

小さい頃は家族の転勤で
大人になってからは就職や結婚なんかで、
何度か引っ越しを経験しました。

引っ越しのときって、荷造りや手続きでバタバタ。

でもいざ当日になると
荷物が次々と運び出され
部屋がどんどん空っぽになっていきます。

昨日までご飯を食べたり寝転がったり
笑ったり泣いたりしていたのに
まるで何もない家になってしまって不思議な気持ち。
モノがなくなるにつれて寂しさが込み上げて…。

それでも、新しい暮らしが待っているから。
そう思うと「…そろそろ行こうかな」と気持ちが切り替わっていく。

そして出発のとき、私はいつも言ってしまうんです。
「ありがとう」って。
何もない空っぽの家に向かって。

明日からは誰かの家になるから
「またね」とは言えないけれど、
一緒に過ごした日々への感謝の気持ちを込めて。

別れは寂しいけれど
その先には新しい日々が待っています。

見かけた誰かの引っ越しも
きっと素敵な門出になりますように。 

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
▶ プロフィール詳細はこちら

コメントはお気軽にどうぞ