通勤はストレス?整える時間?

“通勤時間”って、どうお過ごしでしょうか。

ただの「移動時間」ではあるのですが
それ自体が気分を左右することも結構ある気がしませんか?

混雑具合や交通トラブルによっては
「移動だけで疲れる日」になっている。
そんな感覚、覚えがある方も多いのではないでしょうか。

最近、通勤時間とメンタルの関係についての研究を見かけました。

それによると
【通勤時間が長い=悪い】というわけではなく
ある程度まではむしろ
心の負担が軽くなる可能性もあるようなのです。

移動時間を
気持ちの切り替えや考えの整理に当てることで
その後スッキリ活動できる、というわけですね。

確かに、「通勤」というのは、
寝起き状態・オフの気分から
仕事モードになる切り替えに一役買っている気もします。

ただ、日本での通勤を考えると、
この海外での研究とは“通勤環境”という面で
大きな違いがあるようにも思うのです。

例え同じ30分だとしても
静かに過ごせる時間と、
満員電車で押し込まれる時間では、
まったく別の体験になるはずです。

私も以前、満員電車で通勤していた時期がありました。

そのときは当たり前だと思っていましたが、
今振り返ると
通勤時間の中で、相当消耗していたんだなと感じます。

仕事や生活スタイルを変えた今、
その変化で大変なこともたくさんありましたが
朝が辛いと感じることはグッと減ったように思います。

通勤は気持ちを整えたり、
少し余白をつくったりする時間にもなるけれど

環境によっては、
ただ耐えるだけの時間になってしまうこともある。

通勤がしんどいと感じるときは
「自分が弱いから」ではなくて

あなたを取り巻く環境や時間が、
大きな負荷になっているのかもしれません。

“通勤”を大きく変えるのは、なかなか難しいものです。

でもそこをきっかけに
暮らしのかたちや自分との向き合い方を
考えていくことはできるのかもしれません。

“通勤”って毎日生まれる時間だからこそ
今よりもうちょっとだけ、自分を守る形にしてあげる。

そんな在り方も、きっとあるのだろうと思います。

※参考文献
Montazer, S., Brumley, K. M., & Pineault, L. (2025).
A Time to Unwind or Despair? Decoding the Impact of Commuting Duration on Psychological Distress.
Socius: Sociological Research for a Dynamic World, 12(3).
First published online May 1, 2025.
https://doi.org/10.1177/23294965241300721

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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