これ「だけ」はある

「アイツは何でもできていいなぁ」

そんなふうに思ったことがあります。

仲の良い友人に
ものすごくできるオトコがいて。

体力もあって、毎日遅くまで動き回って。
営業マンとして表彰されるほど結果も出している。

昔から彼の印象は【スーパーマン】という感じ。

素直に尊敬しているし
正直なところ、
羨ましく思ったことさえもありました。

あるとき
本人との飲みの席でそんな話をしたら、
思いがけないことを言われたのです。

「オレは自分のペースで仕事して、家庭のこともやってるお前が羨ましかったんだよ」

「家事なんて全然できないし」
「1日家にいるなんてのも得意じゃない」

むしろ
私のような暮らし方が理想だったと言うのです。

これには本当に驚きました。

こっちは「アイツのように何でもできたら」
そう思っていたのに、

向こうから見れば
私が普通にやっていることが羨ましかった。

そうしてみると、
「これだけしかできない」も
見方を変えたら
「これができる」なんですよね。

資料を作るのは得意だけど
人前で話すのは苦手。

数学は苦手だけど
英語ならわかる。

料理はできないけど
掃除なら好き。

こういうことってよくあることで。

何でもできる人なんて、そう多くはないだろうし
苦手まで無理に得意にしなくてもいいのかもしれません。

苦手なことや困ったことが出てきたら、
それができる人と組んでもいい。

かわりに
その人が出来ないことをやってあげたっていい。

自分では「これくらい」と思っていることも
誰かから見たら
「それができるのすごいなぁ」
だったりするものだから。

だからもし、
「これだけしかない」と思ったときは。

少なくとも「これだけ」はある。
そう思ってあげてもいいんじゃないでしょうか。

そして
それって案外、
自分が思っているより
スゴいことなのかもしれませんよ。

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
▶ プロフィール詳細はこちら

コメントはお気軽にどうぞ