日常で見つけた“内面のカッコよさ”
先日、見習いたいなと思う出来事があったのでシェアさせてください。
ランチでレストランに入ったときのこと。
隣のテーブルの男性が店員さんにこう聞いていました。
「私の注文は通っていますか?」
3人で来ていたようですが、彼の料理だけがなかなか届かないようでした。
「自分の分だけ出てこないことってあるよなぁ」と思いながら、私はメニューを眺めていました。
やがてこちらの料理が出てきて、前菜をいただいているころも、彼の料理はまだ来ません。
同席の方たちは食事を終えて次の予定へ向かい、彼はひとりに。
その表情には、寂しさや苛立ちがにじんでいるように見えました。
でも、ちょうど私の料理と同じタイミングで、やっと彼の料理が到着。
すると彼は、
「ありがとうございます。いただきます」
と食べ始め、帰るときには
「ごちそうさまでした。美味しかったです」
と笑顔で伝えていたのです。
長い時間を待たされ、同席者も帰ってしまったのに。
不満や怒りを見せず、自然に感謝の言葉を伝えられるなんて。
私は思わず「なんてスマートな人なんだ」と感じました。
正直、帰ってしまうだろうと予想していた自分の心の狭さが、ちょっと恥ずかしくなりました。
同時に。
あんな余裕を持てたらどんなに素敵だろう、と憧れる気持ちも。
もちろん料理は美味しかったのですが、それ以上に心に残ったのは彼の姿でした。
日常の小さな場面でこそ、人の内面の魅力は表れるのかもしれません。
カウンセラーとしても。
ひとりの人間としても。
あの余裕や思いやりに、
少しでも近づきたい。
そんな気持ちをもらえた出来事でした。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
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宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです🌱
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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