未熟さを歩き出す理由に変えて

誰かと話したあと
「もっと上手に話せたらよかったな」と思うことがあります。

その場では一生懸命だったのに
帰り道でようやく言葉が出てくる。

伝えたかったこと
聞いてみたかったこと。

それを反芻しながら歩く道が、やけに長く感じるような。

そんなときって
つい「自分はまだまだだな」と落ち込みそうになります。

もっと上手くやれたはず。
もう少し冷静でいられたら。

自分の未熟さに、ションボリしてくるのです。

でも、こうも思うのです。

確かに、できなかったことがあるし
完璧とはお世辞にも思えなかった。

でも、「できなかった」に気づけた。

それって、進んでいる証拠なんじゃないかって。

ここに目が行くのは
何も知らない自分ではなくなっているから。

自分の現在地や次に登るべき道が見えてきているから。

だから、少しずつ。
完璧じゃなくても
今日の自分をちゃんと見つめていたい。

不器用でも
気づけたことを手がかりにまた歩き出せたら。

そうやって歩くたびに
昨日より少しだけ
みんなと手を取り合える気がするのです。

多くの方とご縁をいただく日々の中で、
私自身もまた、少しずつ学び続けています。
“できなかった自分”も、
次に進むための小さな道しるべとして受け止めながら。

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです🌱
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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