人との距離感を考えてみる―やさしい心理学の話⑥―

「やさしい心理学の話」も早いもので6回目になりました。
今日は【人との距離感】について書いてみようと思います。


人付き合いは大切、とは言うけれど
だからこそ疲れてしまう。
そんな経験ってありませんか?

誰かと会う予定。
家族や親戚との時間。
友人とのやりとり。
職場や学校での人間関係。

楽しいはずの時間でも
気を遣いすぎたり、
相手に合わせすぎたりしているうちに、
自分の気持ちがいつの間にか後回しになっていて。

「本当は休みたい」
「今日はひとりでいたい」
「嫌ではないけど、今はちょっとしんどい」

そんな気持ちがあっても、
つい飲み込んでしまうことも。

もちろん
相手を大切にすることは素敵なことだと思います。

でも、相手を大切にするために、
自分を我慢させ続けてしまうと
だんだん「自分」が辛くなってしまうかもしれません。

人との距離感に疲れを感じるときには、
相手よりも
まずは自分の気持ちに
少しだけ耳を傾けてあげるのはどうでしょう。

たとえば、
「今日はゆっくりしたいかも」
「別の日のほうが嬉しいな」
「一人の時間を過ごしてみたい」

そんなふうに、
自分の中にある気持ちを
「そう感じている」と認めてあげる。

その「感じてもいい」という自分への許可は、
押し込めて我慢や見ないふりを続けるよりも
ずっと心を緩めてくれることがあります。

そしてもし、
誰かに伝えるときには
相手を責める言い方ではなく、
自分の気持ちとして伝えてみてください。

「あなたが嫌だから」ではなく、
「今日は私ちょっと疲れちゃっていて」

「行きたくない」だけではなく、
「また元気なときに会えたらもっと楽しく過ごせると思うんだ」

そんなふうに言葉にできたら、
自分も相手も大切にしたい気持ちが、
少し伝わりやすくなるように思います。

人との距離を取ることは、
冷たいことでも
酷いことでもありません。

これからもちょうどよい距離感で関わっていくために、
自分の心を整える大事なことなんです。

誰かとの関係を大切にするように、
自分の気持ちとの距離も大切にできたら素敵ですね。


よろしければ、これまでのお話もどうぞ。

考えすぎてしまうとき
気持ちをうまく言葉にできないとき
なんとなく不安なとき
過去の向き合い方
気持ちをためこみすぎないために

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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