過去のことを引きずってしまうとき―やさしい心理学の話④―

「やさしい心理学の話」も4回目になりました。
今日は、【過去】の向き合い方について書いてみようと思います。


過去の出来事を思い出して、
気持ちが沈んでしまうことはありませんか?

もう終わったことのはずなのに、
ふと思い出してしまったり、
あのときの気持ちがよみがえって来たり。

「あのとき、こうすればよかったのに」
「なんであんなことをしてしまったんだろう」

そんなふうに考えているうちに、
【今】も苦しくなっていってしまうことも。

こういうときって
無理に忘れようとか、
「もう気にしないようにしよう」と思うほど、
かえってそのことばかりが
頭をいっぱいにしてしまうものですよね。

そんなとき、
自分でできる整え方の1つとして

「そのときの気持ちに目を向ける」というものがあります。

過去の出来事そのものではなく
そのときに感じていた気持ちに目を向けてみる

たとえば、
悔しかったのかもしれない。
悲しかったのかもしれない。
本当は、誰かに分かってほしかったのかもしれない。

そんなふうに、
そのときの自分の気持ちを想像してみてください。

ハッキリと「悔しかった」「悲しかった」のように表現しなくても大丈夫です。

「~かも」
「もしかしたら~」のような
“今思うと、”くらいの感覚でじゅうぶんです。

ただ
「あのときってそんな気持ちだったのかもなぁ」と
あなた自身が気づいてあげるだけでも、

止まっていた時間や気持ちが
少しずつ動き出してくれることも多いのです。

そして、その気づきは
無理やりな過去との決別ではなく

その過去から
「今」や「これからに」つながる
やさしい“きっかけ”になってくれるかもしれません。

あのときのあなたも
今のあなたも
大切にしながら、1歩ずつ
歩いていけたら素敵ですね。


よろしければこれまでのお話もどうぞ。
考えすぎてしまうとき
気持ちをうまく言葉にできないとき
なんとなく不安なとき

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を拠点に活動している心理カウンセラーです。
日々のモヤモヤ、家族のこと、進路やキャリアのこと。
どんなに小さなことでも聴かせてください。
無理せずゆっくり、一緒に整えていきましょう。
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