失敗を味方に

みなさんこんにちは。
「失敗」したことはありますか?私はめちゃくちゃあります。
軽く見積もっていて失敗するならまだしも、準備して失敗するとさすがにショックも大きかったり。

学生時代のテストでの失敗、仕事でのミス、人間関係でのトラブルなど、覚えがあるのではないでしょうか。
細かいことも含めて、失敗は残念ながら私たち全員が避けられないものかもしれません。

失敗

落ち込んでもOK

「失敗から学べばよい」といった言葉が数々の偉人の名言にありますよね。
でも、落ち込むときは落ち込みます。
それは悪いことじゃないよ、と言っているような論文を見つけたのでご紹介。

Selin Malkocさんの「The Best Way to Deal with Failure」という論文では、こんな実験をします。

  1. 学生を2グループに分ける
  2. 実験の一環として、あえてどちらにも同じ失敗を体験してもらう
  3. その後、1グループには失敗した方法に、もう1グループにはそのときの気持ちに目を向けてもらう
  4. 再チャレンジ、今後についてのやる気を調査・測定

すると、感情に意識を向けていたグループのほうが、次の実験へのやる気が高く、実験に取り組む時間が長くなったという結果が出たのです。
細かい試験結果や、データはまだまだありますが、私はこう捉えました。

失敗と向き合うなら、その気持ちを意識して、うけとめること

もう失敗したくないぞ、という原動力

失敗したときは「なぜ失敗したのか」「何を変えればよいのか」と考えることはとっても大事。

科学実験をしていても、「失敗は、これをすると失敗する、という一つの結果」のような考え方で1つずつ改善点を作っていきます。
再現性や正解を探すのであれば感情はいらず、淡々と処理していけばいいからですね。

しかし、うまくいかないことが続いたり、地道さに嫌気がさすことはどうしてもあります。
そんなときは、「失敗したときの自分の気持ち」に寄り添ってみてください
悲しいのか、悔しいのか、腹が立ったのか。なんでもOKです。クヨクヨしたって全然悪くない。
同じ経験はもう嫌だ、という気持ちが湧いてきて、だんだんと次へのモチベーションになることでしょう。

それでも落ち込んでしまうとき、誰かに頼りたいときは、ぜひご連絡くださいね。

投稿者プロフィール

藤田 勇気
藤田 勇気くれたけ心理相談室(仙台支部)心理カウンセラー
宮城県仙台市・富谷市を中心にカウンセラーとして活動しています。
オンラインカウンセリングもご利用いただけます。

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